谷田合金   技術標準

制定日:20001107

アルミ鋳物設計ポイント

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この標準は、鋳物部品設計時に一読いただき、コストダウン・短納期・加工精度の維持を

実現しやすい鋳物設計の推進を目的としています。 

 

1)〜 10)の項目に分けられています。

 

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1)切削加工面を極力少なくする。

    【目的:加工による歪を減らし、精度を確保する】

(1)   LMガイドベアリング固定の場合

           取付側の全面加工 固定部のみ平面出し加工を行います。

四角形吹き出し: LM取付部のみ
4箇所加工
        

(2)   鋳物部品に他部品を組付ける場合

                取付側の全面加工 固定部のみ平面出し加工を行います。

四角形吹き出し: ・加工面を突出形状にする
・部品取付部のみ精度出し加工
・他は鋳肌のまま使用する
                              

(3)   ベース固定面 ネジ取付部の場合

 鋳物下面の全面加工 座面を設け、頂点のみ加工します。

          

四角形吹き出し: ベース接触面は、座面を設け
加工面を極力少なくする

四角形吹き出し: ネジ固定部は、ザグリ加工より座面を設ける方が良い         

 

 

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2)部品外周面は、干渉物が外周近くにない限り、極力鋳肌面を活用してください。

     【目的:不要な加工を減らし、加工費低減を図る】

     鋳物素材は(鋳肌面)は、通常は仕上げ面より+1.5o程度を想定し製作します。

四角形吹き出し: 鋳肌面使用
(干渉物なし)
 

 

3 干渉物が外周近くにあり、鋳肌面のまま使用できない場合は、切削部に下記のコメント

を追記してください。

     【目的:通常切削加工より加工工程を減らし、加工費低減を図る】

    

鋳肌残り可

 

(干渉防止用加工)

 

 
四角形吹き出し: 干渉防止のみの加工
(仕上面が必要ない場合)
   

 

4 やむを得ず、加工面を突出形状にできない場合は、加工範囲を指示(表記)してください。

      【目的:不必要な加工を廃止し、加工費の削減を図る】

四角形吹き出し: 部品組付できる必要最小限の範囲を指示してください。
 

 

 

 


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5)複数部品の組立構造を、極力一体化鋳物の構造をご検討してください。

   【目的:部品一体化による部品加工工数、組立工数の低減を図る】

四角形吹き出し: 個別部品加工全てに精度が必要→最終精度がでにくい 

四角形吹き出し: 加工基準が同じになり、最終精度が向上
 


 

6)パーティング面を想定して、上型・下型の分割が容易にできる構造をご提案

        【目的:鋳型形状が単純化され、素材費と初期投資を抑える】

※型の分割位置・中子等

ノウハウが必要な部分であり、ご相談下さい。

 

上型

 

下型

 
四角形吹き出し: パーティング面
 →鋳物を上型・下型で分割するライン
突出部が連続した形状で型抜きしやすい
四角形吹き出し: 突出部があり分割できない

    

 

7)幾何精度の表記と、絶対値寸法の厳しい精度指定の併用はお避け下さい。

        【目的:本来必要な寸法のみに絞り、不必要な公差指定を排除することにより、

部品歩留まりの向上と併せて、加工費の低減を図る】

四角形吹き出し: 平行精度が必要
絶対値精度を緩和してください
 


 

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8)穴・タップ等の寸法記入は、基点を統一して座標値で表記してください。

        【目的:寸法地の読み間違い防止、プログラム作成時間の短縮】

                

     X・Y基準

 

9 寸法精度の測定方法を表記してください。

        【目的:加工部品の歩留まり向上により、やり直し工数の削減を図る】

            フリー状態測定 最終使用形態による測定

四角形吹き出し: 固定基準ハッチング表記四角形吹き出し: 測定方法の注記を指示
・治具等での固定部をご指示いただき、最終組付け時の必要精度をご指定下さい

10)その他

(1)      鋳物肉厚はできる限り均一にしてください。

            【目的:鋳物欠陥を防止し、歩留まり向上が見込める】

 

(2)      新規鋳物製作時は、鋳物図面をCADデータ(igs.or.dxf)にて配布してください。

            【目的:プログラミング時間の短縮、図面読み取りミスの解消を図る】

 

(3)      新規鋳物製作時は、必ずご相談して頂ければと思います。

        【目的:鋳物加工上のノウハウを図面化し、コスト・品質・納期の達成を行う】


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